S.S.W(仮)

育児ときどき犬、カルチャー

17/9/9 片想インダ公園


またしても遠征、行ってきました片想いインダ公園。

直前まで片想い以外の出演者が全く告知されなかったにも関わらず、上野野外水上音楽堂がほぼ満員。純粋に片想いが好きなのが大きいと思いますが、「片想いならきっと面白いことやってくれるはず!」という期待と確信で来た人がこんなにいるんだ…と会場に入った段階で胸熱…

トップバッターは七尾旅人

自分で弦を張ったというエレキギターを携えて登場。ライブを観るのは3年ぶりくらい。
しばらくしっとり演奏してたけど、やっぱり「Rollin' Rollin'」の時のお客さんの高まりがすごいですね。
ずっと弾き語りだったから、最後シラフさんあたりとコラボしないかしら…と淡い期待を抱いていたものの、最後の「サーカスナイト」でゲストとして呼んだのはまさかの子供2人。めっちゃ歌ってるし歌詞も完璧…(常連のお客さんらしい)
ステージはかわいいゲスト2人で沸いたけど、特に完璧に歌ってた年上の子、こんな歳から七尾旅人聴いてて学校で浮いてないかしら…とその子の今後の人生を老婆心ながら案じましたよ…

MOODMANのDJを挟みながら(MOODMANのDJ大好き)、二番手にしてトリの片想い。

七尾旅人の時もそうだったけど、音があんまり良くないのが最初は気になっちゃったけど、途中からどうでもよくなっちゃいましたね。
新曲2曲※を挟んでの「ひかりの中からこんにちは」ではゲストに七尾旅人が。シラフさん曰く「旅人くんに合うと思って」この曲を選んだとのことですが、激ハマり。張り上げた時の声の良さ…シンさんとはまた違った「いいんだよ」が沁みる…

(※新曲の「哀しみを脱いでゆこう」すごくいい曲なんだけど、ライブではシンさんとオラリーのやりとりに気がいっちゃいがちだったので7インチ聴いてみたら、シンさんの歌い方のクセがすごくてまたしても気がいっちゃいがちでした…)

「いとしいな」「Party Kills Me」「踊る理由」「棒きれなどふりまわしてもしかたのないことでしょう」という「片想いヒットメドレー」と題した怒涛の名曲たちにもう既に胸がいっぱいになっていたのだけど、その後の「感じ方」がもう…

”そうして長い旅路の果てに疲れ切って
一杯のコーヒーをすするために帰った
愛し方 それは人それぞれのフォーメーション
感じ方 それは人それぞれのロケーション
どうして切なくなるのかな それも感じ方”

片想いが好きなのってそこに全部詰まってるからだと思うんですよね。
楽しいだけじゃない、悲しいだけじゃない。全部あるから聴く人の分だけ感じられることがある。
私の中では片想いの音楽は表面積が大きいイメージ(伝わらないと思いますが…)。ツルツルしてなくて凸凹してるからいちいち人の心のひだに引っかかってくる。だから片想いを聴くと楽しいのに泣いてしまう。

”笑い 涙 つめこんで動け
汗と涙 順番に洗おうぜ
笑い 涙 つめこんで動け
汗と涙 そういった類を!”
「踊れ!洗濯機」

アンコール1回目「東京フェアウェル」での「またここで会いましょう」という歌詞を片想いからのメッセージと受け取って感無量で会場を後にしました…

FOODにシラフさんがインスタでアップしまくってたあの「アジアカレーハウス」が出店してて、前から食べたいと切に願ってただけに念願!メンバーが自分の呼びたい人・店を呼んでる感じも含め最高のイベントだったかと。

番外編としては、終演後友達のおこぼれにあずかりcero橋本くんと少し話せた(話した内には入らないけど…)のがめちゃくちゃ嬉しかった。橋本派の私としては感無量でしたよ…