S.S.W(仮)

育児ときどき犬、カルチャー

台風クラブ企画『江ノ電』


台風クラブ企画イベント『江ノ電』に行ってきました。

江ノ島といえば、東京に住んでた頃当時の彼氏にフラれ、海を見て癒されたい…と一人でやってきたものの、その彼との江ノ島デートを思い出し逆に心が死んだことが思い出されます。

会場のオッパーラはcero『Orphans』のMVの撮影場所でもあり、一度行ってみたかった念願の場所!

入るやいなや窓から夕焼けに染まる海が見えるロケーション。あぁもう既に最高…

ココ吉店主矢島さんのDJがスタートしており、ミツメ、シャムキャッツ、スカート、どついたるねん、皆大好き東京インディーの曲を次々と流してくれ、早くもテンションの高まりを抑えられない…(見た目変わらないから誰も気付かないけど…)

トップバッターはバレーボウイズ。

ラッキーオールドサンへの愛が高まりすぎて5月に京都までライブを観に行った時対バンで出ており、当時は名前も知らなかったけど、ライブ観て「何これ、めっちゃいい!」と一気に好きになったバンド。この日も最高…
最後にやった「人間大好き」って曲、ライブで何回も聴いてて大好きなんですけど、早く音源化されませんかね。

続いてキイチビール&ザ・ホーリーティッツ。
音源は聴いてたけど、ライブはこれが初めて。
もっとスカしてる感じのバンドだと勝手に思ってたけど(失礼)、ボーカルの人がいい意味でネジ一本ぶっ飛んでる感じで最高でした。
「トランシーバーデート」という曲の生い立ちをMCで話しててかわいらしいなと思ったけど、いくら女の子の声が小さいからって、トランシーバー使ってデートするのはちとアバンギャルドが過ぎませんかね…
来年にアルバムが出てその曲も収録されるようなので期待です。

トリの台風クラブ前のDJが矢島さんだったのですが、台風クラブを迎えるにあたってこれ以上はない!ってくらいの素晴らしい選曲で、台風クラブも袖でノリノリだったのがこのイベントの素晴らしさを物語ってました。


さてさて、トリの台風クラブ

「目の前の134号線に捧げます」と言って「42号線」でスタート。

あぁ、かっこいい。かっこいいしか言葉が出てこない自らの語彙力の無さに絶望しますが、かっこいい。

そうそう、ライブ始まって今更ながら気付きました、このイベントが台風クラブ企画ということに。

バレーボウイズとキイチビールを誘って、北沢夏音さんと矢島さんをDJに呼んで、東京でも京都でもなく江ノ島オッパーラでやることにどういう意味を込めてたのか、アクセスの良くない江ノ島に250人が詰めかけてパンパンに入ってる様子を見てどんな気持ちでいるか、そんなことを勝手に想像して一人でグッときていました…

さらに、「音楽やる前は何もなかったけど、音楽をやるようになって今日出てくれた人たちと出会ってほんとに良かった」という主旨のMCからの「処暑」は格別ですよ…

ラスト2曲「飛・び・た・い」「台風銀座」で会場全体がぶち上がった後、アンコールやるのは予定調和だとしても、どこに4回もアンコールやってくれるバンドいます?このまま永遠にやってくれ、まじで!と思った人は私だけじゃないはず。
台風クラブがあまりにアンコールに応えてくれるから、その後に待ち構えてる北沢さんがちょっと困ってるのキュートでしたね…でも台風クラブからの流れ最高でした!

ライブは最前列の石塚さんの目の前で観てました。だから手を伸ばせば届く距離にいたんですけど、でも存在はすごく遠く感じて、うれしいような寂しいような複雑な気持ち。これからどんどんビッグになっていく姿しか想像できなかった。

今年の1月に初めてライブを観て以来、ツイッターでもインスタでもくどい程に台風クラブの名前を出してたら、私の存在を知ってくれてたり(「予約が早い人」として知られてたの超恥ずかしい…)、私がきっかけで台風クラブを知ってファンになった人に今回会えたりしてすごく嬉しかった。そんなこんなも含めて最高のイベントだったなぁとしみじみ思いながら名古屋の家へ帰宅。

次に江ノ島へ行く時は、しょっぱい思い出じゃなく、きっとこの最高に楽しかった夜を真っ先に思い出すことでしょう。

ただ、ライブ後汗だくTシャツ姿で外にいた伊奈さんが風邪をひいていないかだけが心配でなりません…