S.S.W(仮)

育児ときどき犬、カルチャー

子どもの発達のことなど

1歳4ヶ月となったうちの子は発達がやや遅い。
寝返りは普通生後4〜6ヶ月でできるようになるが、10ヶ月でできるようになった。
同じ月齢の子たちはもうスタスタ歩いているが、やっと伝い歩きができるようになった所である。

うちにある育児書には月齢毎に「○○ができるようになります」と書いてあって、最初の頃はひと月先のページを読んでは、こんなことができるようになるのか!と胸を躍らせていたが、半年過ぎたくらいから育児書との乖離が大きくなってきたので読むのをやめてしまった。
産まれた時ひいおばあちゃんから頂いたファーストシューズも活躍することなくサイズアウトしてしまった。

8ヶ月くらいの頃だったか、どこかの遊び場で居合わせた保健師さんに「心配なら区の保健センターで診てもらったらどうか?」とアドバイスを受け、特に心配しているわけではなかったが無料だし行ってみた。
その結果「身体的に異常はなく性格的な問題でしょう」とのこと。思った通りであった。

彼なりに少しずつ成長しているので身体的な発達は気にしていないのだが、私が気になるのは彼の「自主性のなさ」である。
1歳の子に自主性と言われても酷かもしれないが、まだ彼に移動手段(はいはいなど)がなかった頃、おもちゃが届かない場所に行くと泣いて私に訴えるし、最近までごはんも自分では食べようとせず雛鳥のように口を開けて待っている始末である。
身体の発達は時が来れば解決するだろうが、この他力本願な性格が彼の今後の人生において何か影響を及ばさないだろうか…?母はいつまでもおもちゃを目の前に置いてあげることはできないんだよ…

1歳くらいまで自分からほとんど動かない子どもだったので起きてる間はずっとつきっきりで、正直一日の半分はこのクソガキと思っていた。
1歳を少し過ぎてからは自分で動けるようになり、私の所まで来て甘えてくるようになったり、コミュニケーションが少しずつ取れるようになってきてから、やっと"かわいい"がクソガキを上回るようになった。
ただ、最近ははっきりと主張をしてくるようになり、イヤイヤ期の片鱗を見せつつあるので母は震えております…



事故のこと。
自分でもいつかやると思っていたが、先日ついに事故を起こしてしまった。
事故といっても駐車場で停車中の車を擦ってしまったという凡ミスなのだが、怪我人を出さなかったのが本当に不幸中の幸い…

私は自他共に認める運転の下手さで、脳に障害があるのでは?というレベルで空間把握能力がない。組み立て式の家具など説明書を読みながら組み立ててもこれまで間違えずにできた試しがない(読解力の問題かもしれないが)
そんなこんなで、これまでなるべく車の運転は避けてきたが、子どもがいるとなると中々そうもいかず最近は運転する機会がちょくちょくあった。
その日は犬を少し遠くの病院へ連れていかねばならず、待ち時間も読めなかったので子どもは実家に預けてから行った。今思えば焦ってたのかもしれない。

私の自分の身を守る術として「嫌なことはすぐ忘れる」があるが、今回もその特技をいかんなく発揮しており、よっぽど嫌なことだったのか事故の5分後には既に記憶が曖昧になっていた。
警察による事情聴取でも、先方の供述内容と噛み合わず、とりあえず先方の内容に合わせた。
さすがに自分に引いた。

少し話は逸れるが、子どもの頃の記憶ってどれが事実でどれが妄想による産物なのかわからないことありません?
私の記憶は全く信用ならないので、人と思い出話をして自分の記憶と合っていると、よかった〜と安心することがよくある。

事故のことで色んな人に迷惑をかけてしまったし、情けなくて申し訳なくてさすがに当初は少し落ち込んだが、今はこれも頑張って思い出して書いてるくらいなのでいい性格である。



今年ライブはHomecomingsに始まり、cero、牧野容也、中村佳穂、STUTS、Big Thiefと続きPUNPEEで納めた。全部自分の中で確固たる地位を築いているアーティストばかり。
最近はイベント等でライブを観て「あれ、このバンド結構好きかも?」という偶然で運命的な出会いから本当に好きになる体験がなくて少し寂しい。
唯一、岡山の「超右腕」というバンドをすごく良いと思ったが中々追えてはいない。
来年は知らないアーティストに出会って好きになることをささやかな目標としよう。

皆さま、良いお年を。